●ニューオーリンズと東京・横浜のスケールを比較
ニュース映像を見ても、スケールのついた Google Maps や Google Earth を見ても、実際にどれくらいの広さのエリアが今回のカトリーナの被害にあっているのかはなかなか実感しにくい。
自分は3回ほど行ったことがあるのだが、フレンチクオーター近辺でうろうろしていたのがほとんどで、あとはジャズフェスティバルのある競馬場やナイトコンサート会場、ミシシッピ川沿いの River Walk、観光コースにもなってる特徴的な墓地(新しめの沖縄の亀甲墓によく似た雰囲気)に路面電車に乗って行ったくらいだ。
そこで、映画館マップと汎用 Google Maps API スクリプト KsGMap の Ksc さんが、東京や横浜とニューオーリンズのエリアの大きさが比較できる Google Maps Mashup を作られた。
汎用 Google Maps API スクリプト “ KsGMap ” 開発日記 - 日本−ニューオリンズ比較マップ
日本−ニューオリンズ比較マップ
道路のスケールは日本とアメリカではかなり違います。その為に航空写真などを見ると実際のエリアより狭く見えることがよくあります。本マップでは同尺度にて比較し、いかに被害が大きかったかを把握できるようにしました。
これで見ると、ニューオーリンズエリアで浸水してる地域(実際は衛星写真より少し大きいみたい)は東京23区に匹敵する広さではないの? 昨日の大雨で杉並区や中野区の一部が浸水したが、それが東京23区まるごと襲ってやられたと想像してほしい・・・
●被災者に仮住居を提供を - KatrinaShelter.com
ハリケーンから1週間経って、やっとスーパードームやコンベンションセンターに避難して悲惨な生活を送っていた人々が脱出できたようだ。この遅れについてはアメリカ政府にものすごい非難が集まっている。
「これは殺人だ」 劣悪環境、暴力…憤る市民 ハリケーン避難所(北海道新聞)
市内のコンベンションセンターから来たダーマニク・マギーさん(33)は「水や食料もない上、暑さでお年寄りや赤ちゃんが死んだ。レイプまで起きた。何かが間違っている。これは殺人だ。人が死のうとしているのに、助けを求められた警官は見て見ぬふりをした」と嘆いた。避難住民の移送完了 米ハリケーンで軍7千人増派(中日新聞)
コンベンションセンターの約四千人と、アメリカンフットボールの競技場「スーパードーム」に避難していた二千人が同日、救出され、多くは市郊外のルイ・アームストロング国際空港から、軍の輸送機やチャーター機でテキサス州など州外へ移送された。人気ミュージシャンが米大統領批判ラップ(スポニチ)
ウェストはコメディアンとともに舞台に登場した際、「ジョージ・ブッシュは黒人のことは気にしない」「政府はできるだけゆっくり貧しい黒人を助けようとしている」と発言。カメラは他の出演者に映像を切り替え、司会者が終盤でおわびの言葉を述べた。1億円献金のセリーヌ・ディオンらがブッシュ政権を糾弾(時事)
ディオンはイラク戦争を皮肉りながら、「よその国で1秒のうちに人を皆殺しにするためだったら、いとも簡単に飛行機を飛ばしているのに、ハリケーン被災者救援は難しいというのか」とブッシュ政権を糾弾した。
もちろんこれはまだ被災者のごく一部の話で、水没した家にまだとどまって救助を待ってる人も多くいるし、それ以上に何十万人の人が一度に家を失ってしまったわけで、今後かなり長期化する見通しの復旧の中で、被災者の人々は家や仕事を何とかしなければいけない。このままでは大量のホームレスが出てしまう。
そこで、被災者にボランティアで空いている家や部屋を提供しようという人が情報を寄せている KatrinaShelter.com が Google Maps を使って、どれだけの家が現在利用可能かわかりやすく示している。Google Maps Mania より。
開発者が新しいアプリケーションを開発できるように、SandBox も公開されている。
Sandbox Information - KatrinaShelterWiki
もちろん、今の現状でネットにアクセスできて車なり飛行機が使える被災者は恵まれているのだろうが、Katrina Information Map も含めて、こういった行政の関与しない草の根活動に Google Maps が助けになることはとてもよいことだ。
ところで、先日も取り上げた、緊急時(災害や事故時)などに、家族友人の位置を即座に知る(知らせる)ことができるサービス、ポジタルについて、ここギコ!さんからこんなコメントが。
ここギコ!: 災害と位置情報、GIS
位置情報ベースの交流を単なる出会いやSNSという範囲に終わらせず、災害時の活用、と言う視点をどこよりも先駆けて、Google Mapsさえなかった時点で取り入れたポジタルの先見性は、特筆してよいと思うコメント欄にも書かせていただいたが、まったくそのとおりだと思う。直下型地震とかの大災害が起こる前に、何らかの方法でポジタルを多くの人に知ってもらい、家族・友人ネットワークを増やしてもらったり、あるいはどこかに投資してもらってでも多くのアクセスに耐えられるようなサーバ施設を整えていただければ、と思っている。
災害が起こるたびに思うし、また今回のカトリーナ関連のニュースの悲惨すぎる光景を見てなおさら、やはり災害時に家族・友人でつながっていられるかいられないかは、メンタルの面で本当に命綱になるから。











