【Uzlog】: Google Mapsを使った旅行記
Dave Walk around Coniston Old Man
Garmin の GPS を持って歩いた記録を、G7ToWin で引っ張り出して、XML形式に整形して Google Maps API に入れ込んだもの。地点の時間であわせてそこで撮った写真を表示させている。
【Uzlog】: Google Maps上でルートアニメーション
au GPS ケータイのトラッキングをアニメーション風に表示できるよう改良されている。
【もっと拡大して】を押すと、ファミリーマートとイトーヨーカドーに立ち寄ったことまでわかります。本当に良くわかるし(笑)
Nick Fessel.com A Burlington, VT Bike Ride with Google Maps
こちらの自転車の走行記録のもの。上の2つはこのソースを参考にしている。
いずれも、AJAX でアニメーション風に軌跡をプロットしている。proof of concept ということでやっているとおもうが、Google Maps 上でも動的にプロットできるとてもいい例だと思う。ただ、ユーザ側で動きが十分にコントロールができるところまでは行っていないので、その辺が今後の課題かもしれない。
さらに、走行ルートを計画したり、そこれどれだけのカロリー消費ができるかなどを知ることのできる(すでに有名な)サイトはこの辺。
Gmaps Pedometer
walk. jog. run.
gMap Workout Tracker
と言うわけで、もうすっかり技術要素はそろっているので、個人の走行記録などを管理し、ウェイトや消費カロリーなどの健康管理までしてくれる統合ソリューションのサイトが出てきてもおかしくない。というか、逆にそういう個人記録管理や健康管理の大手、たとえば WebMD みたいなところが地図情報を取り入れて差別化をしてくるほうが先かもしれない。
ちょっと探しきれなかったが、ウォーキングかバイクなどスポーツ方面でそういうサービス展開していたサイトってあったような気がするんだが・・・
で、Google Earth のほうでは、いろいろなライブラリを作りこまなくても、GPS のデータ取り込みのインターフェイスも、軌跡のプロッティングも、ネットワークでアップデートする仕組みも全て揃っているので、少ない労力で記録システムも計画システムも作ることができる。
これは、コペンハーゲンをGPS を持って走ったデータを、GPS を USB で PC につないで Google Earth に表示したもの。
Bike trip in Copenhagen - Google Earth Community (KMZ)
SPRING Wild MTB and MOREさんでも、インターフェイスのない無料版のときにトライしている例がある。
SPRING Wild MTB and MORE : Google EARTH GPS初連携
当然のことながら、Google Earth には 3D の地理データ(要するに勾配)まで含まれているから、たとえば同じ走行コースの計画にしても消費カロリー計算にしても、はるかに実際に近いシミュレーションも記録もできるわけで、技術的にも既存のウェブ標準技術に地理情報を突っ込んでいる Google Maps よりはるかに優れていると思う。
ただ、逆に言うと Google Earth はウェブアプリケーションではないわけで・・・
昨日のエントリー「KML の可能性」で指摘したように、これに関しては Google の今後の戦略の方向性によって、どんな技術選択をするかは大きく影響を受けることになるだろう。Google Maps でも Google Earth でも、プラットフォーム側でより正確な道路・地理・測地系データや衛星写真が提供されることが前提だけど。
で、両方とも現在はベータで、ユーザによる Hack は半分放し飼い状態にして Google は方向性を見定めようとしているわけだけど、今のままだと同じ様な領域(たとえばジョギングの記録)でも、
高機能・高性能・有料サービス指向 → Google Earthという住み分けができて行きそうで、商用利用が両方でわさわさ派生し始めると統合化は難しくなっちゃうかもしれないな。とにかくまずデータの可搬性や連携性を高めてく方向で進めていってほしいね。
簡易・一般化・広告で収益指向 → Google Maps
うー、早くディレクトリの作業進めないと収拾つかないや・・・