そして、その後のNHKニュースの、エンジンが爆発する瞬間を捕らえた映像に衝撃を受けた。
JALウェイズ 離陸直後エンジン破損 福岡空港に引き返す 乗客ら229人無事 - 産経新聞
福岡空港を離陸直後に起きたJALウェイズ機の部品落下事故で、福岡県警は13日、機動隊も動員して福岡市東区や博多区で落下物を捜索した。小中学生がやけどを負うなどした東区のグラウンドだけで200個以上の金属片を確認。路上やビルの屋上など周辺で計約600個の金属片を回収した。JALウェイズ 「8・12」広がる怒り 降り注ぐ金属片 住民らパニック - 産経新聞
同機から金属片が落下した場所には福岡市社領スポーツ広場があった。広場のグラウンドでは、小中学生ら二十数人がサッカーの練習中。部品とみられる金属片が落下し、生徒たちはパニック状態になってグラウンドの隅に逃げ込んだ。
御巣鷹から20年目のその日、まさに JAL の整備点検を問題にしているときに、一体何と言うことだろう。この日に飛行機に乗ること自体勇気がいるのに、JALウェイズの乗客の心境はどんなだっただろう。また、空港周辺の住民も、バラバラと降って来る金属片に大きな恐怖を感じたはずだ。福岡空港は住宅地の真ん中にある空港なのだ。
安全を再び誓った日に、何故こうなってしまうのか。
言うまでも無いが、特に JAS と合併してさまざまなコストダウンを迫られてからの JAL の引き起こしている問題は枚挙に暇がない。「安全のためのコスト」も相当削減してしまった結果なのだろう。幸い、自分は JAL の客ではないが、ANA をはじめとしたほかの航空会社も他山の石としていただきたい。
そして、今日は沖縄国際大学に米軍ヘリが降ってきてからちょうど1年の日でもある。
米軍ヘリコプター墜落事件に関する情報 - 沖縄国際大学
米軍ヘリ墜落事件現場写真
住民の傷、今も消えず 米軍ヘリ沖国大墜落1年 - 琉球新報
事故で自宅の窓ガラスが割れ、販売用の中古車にも損害を受けた中村健一さん(36)=宜野湾市=は「あれだけの事故を起こしても良くなるどころか、前よりひどくなっている」と、事故後も続くヘリ不時着や住宅地での飛行にいら立ちを見せた。普天間基地も、住宅地のど真ん中にあるヘリコプター用の海兵隊の飛行場だ。従前から危険性が指摘され、辺野古沖への移設も問題なっていた矢先の墜落だった。米軍による大学の敷地内、住宅地の現場封鎖にも衝撃を受けた。われわれの土地だと言うのに。
改修の影響で、シンボルとなっていた黒く血塗られた壁はもう撤去されてしまったが、何らかのモニュメントを市民のアイディアで作る方向で話が進んでいるようだ。
以前に GoogleMapsEditor で作った沖縄の基地マップも、日本語バージョンを作ってアップした。普天間基地が、どれだけ住宅地に近接しているかも Google Maps で確かめていただきたい。沖縄が、いかに基地だらけかということも良くわかる。
沖縄の米軍基地マップ
(英語版はここ)
なぜか、同じ日に、空港に隣接する住宅地に、空から金属の塊が降ってきた。そしてその背後の問題が再び浮き彫りになった。
本当に、これらの問題は解決できないのだろうか。いや、解決しなければならないのだ。
特番中にニュース速報ってなんて皮肉。
しかも米軍ヘリ墜落からも1日違いのちょうど1年。
nagoyanさんの記事であらためて再確認させられました。
参考記事にさせていただきます。
福岡空港は市の中心部に近く利便性の高い空港です。
利用者には便利ですが周囲には住宅や店舗が密集しています。
今回の落下物が小さい物であったために被害が少なかったのですが、もしも大きな落下物で有れば相当な被害が予想されます。
墜落となれば予想も付かない大惨事になっていたでしょう。
国交省も本腰を入れて調査・指導を願いたいものです。
どの問題も、解決しようとする努力はしているのだろうけど、本当に詰めが甘いと言うか喉もと過ぎれば熱さを忘れると言うか・・・
地元の人たちや乗客にとっては、どの瞬間も連続している問題だと言うのに。
100%の安全と言うのはありえないことは事実です。だけど、この事実を言い訳にしてはいないでしょうか。
今度の選挙でも、この辺の問題は選挙の方便に使われないか、心配です。
知人に20年前の墜落事故の遺族がいるので、この8/12も「もう20年かー」と気にかけていたのですが、よりによってそんな日にトラブル起こすなんて・・・
本当に何とかして欲しいものです。
自分ももっと遠いつながりですが、飛行機で起きたある事件に遭遇した知人がいるんです。
・・・といいつつ、我々に飛行機に乗らないという選択肢がないことが多いし、なおかつそのときは命を100%他人にゆだねなければならないわけですからね・・・
本当に何とかして欲しいです。