このお店は、東京・池袋の「えるびす」で修行した東江さんが2年ほど前に宜野湾市長田にオープンしたお店だ。
こってり系が多い沖縄のラーメン屋の中では珍しくあっさり目でコクがある、と感じのスープを出してくれる。柚子の香りが好きなのでその香りを楽しむこともできるし、薬味多めで最初に海苔を足すと風味が増すのも気に入っている。
麺は中太のつるつる系だが、つけ麺のようにさくさくいただけるラーメンにはあっているような気がする。中盛り増量が無料と言うのもうれしい。大盛りを食べても、あっさり目のスープのおかげで食後感もヘビーにならなくて済む。
具はチャーシューを早めに汁に投入してトロトロにするとうまいのだが、そうすると終盤戦に若干汁がぬるくなってしまう。それはつけ麺の宿命(大げさ ^^;)なのだから仕方が無いけど。燻製玉子も汁を絡めて食べると独特の風味でうまいのだが、ピュアなゆで卵にあの汁を絡めて食べてみたいな、と言う希望も持っている。
サイドメニューはじゅうしいご飯が好き。「じゅうしい」とはかやくご飯のようなものだけど、これもあっさり目の味付けでラーメンの風味とガチンコしないようにして食べられる。とっても食べやすい。
「あがり」という店名はオーナーの東江(あがりえ)さんの名前から取ったのだと思うが、沖縄では「東西南北」は東が「あがり」、南が「ふぇー」、西が「いり」、北が「にし」と(この順番で)読むそうだ。「あがり」「いり」は太陽(てぃーだ)が東から上がって西に入るからだと思うが、『北が「にし」』なのは何故なんだろう・・・
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冷やしつけ麺もうまそうですよね...