2005年08月10日

GoogleMapsEditor で沖縄の米軍基地マップ

Google Maps ManiaGoogleMapsEditor紹介記事を書くにあたって(後ほどここにも再掲。文法ミスとか直した…とほほ)、何か英語のみのサンプル地図があったほうがいいと思ったのだが、たまたまそのときテレビで沖縄の米軍基地関係のニュースをやっていたのでその地図を作ってみた。

U.S. Military Bases in Okinawa, Japan

U.S. Military Bases in Okinawa, Japan
出ている写真は楚辺通信施設の通称「象のオリ


沖縄県が作っている英語の米軍基地関連問題のサイトがあったので、それにリンクする形にした(同サイトの日本語版はここ)。

また、ついでなので、辺野古沖の普天間基地代替施設の予定地と、昨年8月の米軍ヘリ墜落事件のサイトにピンを立てておいた。何か反応あるかなあ・・・

せっかくなんで、時間のあるときに日本語版も作ってみよう。

ところで、前にも書いたが、この米軍基地の関係だろうと思うが、沖縄本島の衛星画像はホワイトノイズを入れた上、例の測地系の問題で地図と衛星画像がずれたまんま放置されている。ホワイトノイズは、うす雲がかかってるときの写真をわざわざ使ってるのかもしれないが、明らかに地上の建物が識別できないように加工してある。北部演習場の上には大きな白い雲がかかっている。

ところで、ほかの国でも、軍事施設や原子力発電所の詳細な衛星画像が Google Maps / Google Earth に出ているので、Google に文句言ってるところがある。

Google urged to drop reactor images - NEWS.com.au 8/8/2005

オーストラリアの原子力科学技術機構のトップが
「ホワイトハウスの屋根とかは塗りつぶしてるくせに、うちの原発や実験施設や国会議事堂なんかは何で丸見えなんだ。テロリストに使われたらどうすんだ。写真取り下げろ」
と Google に申し入れた件。Google 側では「
写真自体は古くて人間までは認識できない解像度のものだし、そんなものその辺運転したり上空を飛んだりしたら誰でも撮れるんだからいいでしょう」
と反論。写真供給元の DigitalGlobe
「いろいろ言われてるのはわかるけど、いちいち撮影許可をとるようなことはしないよ。うちが売ったものどう使うかは Google 次第だし」
という感じ。

そしたら翌日にはこんな記事が。

Google Earth poses no risk: ZDNet Australia 8/9/2005

上記の同じオーストラリアの原子力科学技術機構のCOOが
「Google と話したけど、技術の可能性はすばらしいし、写真もそれほど高精細じゃないし、建物の中で何やってるかわかんなきゃいいよ」
という感じ。

なんか大人な解決が図られたようで。

まあ Google もアメリカの会社だからアメリカ政府関連には敏感だろうしロビイストも使ってるんだろうが、それにしても沖縄の衛星写真は何とかしてくれよ。ほんとに。首里城のある那覇と基地の無い南部戦跡エリアだけでいいからさ。那覇軍港は避けていいから。

で、市ヶ谷の本庁とか中目黒の技術研究所とかはいいの? 防衛庁さん。
posted by nagoyan at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | Google Earth | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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