分裂選挙の自民、政権維持は微妙 民主は政権交代めざす(朝日新聞)
野党「解散受けて立つ」、政権交代にらみ準備本格化(読売新聞)
というわけで、郵政民営化法案は廃案となり、9月11日に衆議院議員選挙が行われる見通しになった。
911か・・・いろんな意味で波乱の選挙になりそうだ。自民党は分裂選挙になりそうだし。
ところで皆さん、
選挙といえば地図ですね (^_^)
各選挙区とその候補者はもちろん、選挙情勢、開票結果、投票所、演説会、街頭演説予定・・・選挙期間中は何かにつけて地図に触れることが多くなる。ぱっと「選挙 地図」で検索してみただけでも
NIKKEI NET 2003年衆議院選挙特集
埼玉県議会議員一般選挙の結果・選挙区地図
JCP-NET:地理情報システム「選挙スタッフGIS版」
新潟県議会議員:選挙区別議員定数地図
飯能市 選挙/選挙投票所一覧・地図
選挙支援システム「大票田」-日立エンジニアリング
西宮市 道知る兵衛/選挙施設検索
シーシーユー:選挙戦略支援ソフト見聞MAP2(見聞マップ)/後援会名簿管理/電子住宅地図連携/選挙ソフト
もう、いろんなものがざっくざく出てくるし。
ご存知のように、(古い古い)公職選挙法では、インターネットは「文書図画」の「頒布」に当たるというあいまい解釈で、公示期間中は候補者のホームページは更新を自粛するのが今のところの慣例になっている。アメリカでも、選挙期間中のホームページは軒並み更新停止になる。
公職選挙法におけるホームページの扱いは?:議員ホームページ支援ネット
インターネット選挙は公職選挙法違反か −−「馬」は「自動車」か(i哲学)
というわけで、候補者が自ら Google Maps API を使った地図情報を使って選挙活動支援にするのは、「一般に無料でアクセスできるホームページに限定される」という利用規定もあって、限定的になると思うが、それでもいろんな立場の方々がいろいろな形で利用できるだろう。
そんな中でこんな記事が。
小林恭子の英国メディア・ウオッチ : ニューメディア駆使の選挙
―ガーディアンのネットの実践Google Maps API ならば、地図のクオリティと正確さ自体は折り紙つきなので、すばらしい地図が低コストでできるんじゃないだろうか。上であげた日経の選挙特集など典型的だけど、マスコミ系では飛びつくかも。
新聞社系サイトでは、以前からネットに力を入れてきたガーディアン紙の選挙特集サイトが群を抜いていた。カラフルな選挙地図が掲載され、興味のある部分をクリックすると候補者全員の情報が出る。この仕組みそのものは他社サイトでも行われていたが、ガーディアンの場合は地図のグラフィックのレベルが高く、かなりの人手と資金を投入しているのが明らかだった。
ところで、Google Maps API で、選挙区などの「面」の描画ってできるのかな? 今まであまり見たことがないのだが・・・
いつも読ませていただいてる tociyukiさんの書かれている Google Maps API の解説を(自分が素人なのを承知で)読んでみても、それっぽい関数は無いみたいだし・・・
ちなみに、Google Earth ならポリゴンで半透明の設定したりしてカンタンに面や立体を描画できる(ポリゴン描画は年20ドルの有償版の Google Earth Plus の機能。無料版はデータ閲覧のみ)。
まあ、既存の選挙区地図があれば、Image Overlay を使えば大体の位置はわかる。
こっちはまだ日本の道路・境界データが無いので、あんまり実用的じゃないけれど・・・
とまあ、郵政民営化法案否決→衆院解散へというシーンを眺めながら適当に考えただけなのだが、もちろん、もっともっといろんな使い方ができるだろう。Google Maps API や Google Earth (?) を使ったいろんな地図やサービスが選挙に向けてザクザク出てくることは期待していいかもしれないな。
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