Hotels X + Google Maps - Hotels X
ReserveMy.com
両方とも、いろいろなエリア・宿泊期間・人数ほかのいろいろな条件で絞り込まれたホテルが Google Maps 上にプロットされ、クリックすると出てくるポップアップの中に、ホテルのクラス、宿泊料金、写真などの詳細と、予約ページなどへのリンクが埋め込まれている。
Hotels X のほうでは、左側の料金やホテルのクラス、宿泊料金などの条件を変えていけば、地図上とその下のリストのホテルの絞込みがダイナミックに変わっていく。
ReserveMy.com のほうでは、ポップアップ内のリンクや写真をクリックすると、Google Maps 内にさらに詳細や拡大写真のポップアップが出てきて、ページを移動せずにいろいろな比較が可能になっている。
すっごい使いやすそう。というか、間違いなく使いやすい!
今後もこういった商用サービス分野での Google Maps API の応用例をどんどん紹介して行こうと思うが、日本ではこういった Google Maps API を利用した本格的な会社レベルでのビジネスサービス例は、まだはてなマップぐらいしか見当たらないように思う(あったら教えてください)。
※追記(7/31):
沖縄にありました・・・
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earthhopper: また沖縄にあった Google Maps Mashup :日記人
Google Maps は商用に利用できないと思っている人が多いかもしれないが、Google Maps API の利用条件では:
Google Maps API Terms of Use
1.4 Appropriate Conduct and Prohibited Uses. The Service may be used only for services that are generally accessible to consumers without charge.
その下に「社会常識的にひどい内容やウィルス撒き散らすようなサイトじゃ使っちゃだめよ」とかいろいろ書いてあるが、要するに、消費者が金を払わないと見られないようなサイトでなければいいよ、ということだ。しかも、ロゴや広告表示とか条件守ればタダ。だから、アメリカを中心に Google Maps を利用したビジネスサービスのサイトは毎日のようにバンバン出てきている。
2大ウェブ地図サービス、API公開で「ハッキング」を呼びかけ - Hot Wired Japan
(Google と Yahoo の)両社とも、このほど公開したAPIが一般開発者を触発し、自社にとって新しい人材を発掘する契機となり、さらには――おそらくこの点が最も重要だが――費用をかけずに製品の試作品を生み出すのに役立つと期待している。ドナドナ日記 - GoogleMapsの地図ライセンス
ハックされまくりのGoogleMapsを使ったRemix系のサービスに対して、地図ライセンサーはサイト閉鎖を求めていないのかとの質問に、Googleとしてはトラフィックが増える事のメリットをライセンサーに訴え続けて、なるべく外部サイトの閉鎖はしない方向に持っていきたいみたいとの事。ここギコ!: Google MapsライセンスとgoSVGによるオープンソースGIS生き残り戦略
これまでの位置情報サイトの悩みといえば、地図(に限らず住所、経緯度、全ての要素)のライセンスの問題があったわけで、どれだけアイデアがあっても馬鹿高いライセンス費用を払えなければ形にはできなかったわけです。まったくおっしゃるとおりです。
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Google Mapsの登場によって、その辺の越えられなかったハードルが一気にGoogle庇護の元に降ろされた、という感じになるのでしょうか。
これから現れる位置情報ハッカーは幸せです...何人もの漢が打破しようとして夢破れてきた壁を、それ以上の巨人が登場する事で当たり前の空気のように利用できるようになるわけですから...。
両社と地図メーカーとのライセンス条件がいったいどういうことになってるのかは気になるが、いずれにしても今までの地理情報サービスの業界の構造を一気に変えつつあるこの現実があることは間違いない。日本でも新しいサービスがどんどん出てくることを期待したい。気象や交通などの、公共性の高い分野では、もっともっとデータソースをオープンにすることが求められるが・・・またその件は別エントリーで。
というわけで、仲介手数料値上げで業者から猛反発を食らっている楽天トラベル(旧旅の窓口)とか、その影響で契約件数が急増しているベストリザーブ(その旅の窓口からスピンアウトした人々が作った会社。現在ライブドア子会社)とかは、さっさと Google Maps API を使って、今の使いにくいホテル比較画面を改善して差別化すればいいと思うのだが・・・
・・・なに、楽天には子会社のインフォシークがあるし、ライブドアにも地図サービスがあるって・・・?
じゃあこの2社を追いかけたい会社はぜひ・・・Google はどっかの予約サイトと exclusive で組んだりすることは無いと思うからさ・・・
トラバありがとうございます。
「てぃーだブログ」では、googlemapを既に導入しているのですが、沖縄に特化した多くのサービス(ホテル予約も)を今後提供していきますのでご期待下さい!
http://blog.ti-da.net/index_map.php
あい!なんと始まってましたねー・・・知りませんでした。前言↑撤回させてもらいます ^^; 別エントリーで紹介させてくださいね!
それにしても沖縄の Google Maps は測地系の問題で大変微妙な、というかヤヴァいことになっているので、Google 先生に早めに善処をしていただかないと。