「ヴィノクロフがアージェードゥゼールに移籍するかも・・・ヴィノクロフはエースとして走れるチームに移籍したい・・・アームストロングも引退するし、有力選手はエースになれる可能性が高いから・・・」みたいな話をしていた。ああいうガキっぽい性格の彼にエースが勤まるかどうかわからんが・・・
・・・ディスカバリーは来年どーするんだろ・・・
昨日、サボルデッリが捲って勝った第17ステージもそうだったが、今年の平坦コースは割とトリッキーで、油断してると意外に面白い勝負になる。今日の第18ステージも、最後が短いながらも14%とかのきっつい坂を登ってのほとんど山頂フィニッシュになってて、ゴールの風景はもう山岳ステージさながらだったね。ここは Google Earth のルートマップを作ってても「こりゃ最後が面白いステージになりそうだ」と思っていた。
中継が始まったときには、すでに世界一高い橋の Millau Viaduct の横は通過してしまったあと。なかなか来ないレースの国際映像にやきもきしながら、Google Earth の上の赤い車が通過して行くのを見て「あ〜 残念・・・」とつぶやいてしまった。一応映してはくれたけど。来年はぜひこの橋を渡るコース設定で。
# レースの先頭集団の位置を Google Earth のルートマップ上で30秒ごとにアップデートするKMLファイルはこちら。
3級の峠の前でダクルーズが先頭集団から一人で逃げて、メルクスジュニアやヴォクレールを含む後ろの9人が牽制し合ってぐずぐずしてたときは、一瞬モンクティエを逃がしちゃった第12ステージのことを思い出したが、さすがに同じ轍は二度踏まないということで追いついた。
そこからマンドの町を越えて、いよいよゴールへの急な登りでのバトルがなかなか面白かった。もうテレビでもわかるくらいの急勾配をダンシングしながら登って行く。ベルギー建国記念日ということで、メルクスジュニアが積極的に仕掛けてもう必死。でも不発・・・そして粘ったけど千切られちゃった・・・
メルクスまたしてもヒーローになれず。無念だねえ・・・国民的英雄にはなれなかった・・・
一番急勾配のところでセラーノがベロを出しながらアタックして成功。こんな厳しいところで仕掛けられるのはすごい!
メルクスはなんとか追いつきたくてバッスールを従えて追いかけてたけど、最後にそのバッスールに交わされて3位降着。思いっきり文句言ってたな。
後続集団では、バッソがまたまたランスにアタックしてちぎれず、というお決まりのパターン。ラスムッセンがちぎられてウルリッヒに2分12秒差に詰められてしまった。個人タイムトライアルで逆転可能かな?
ラスムッセンは、なんか昔の古画にある日本の高僧見たいな顔してるな。
Stage 18 Results
明日の第19ステージも、最初になかなかの登りがあるので戦略が難しそう。誰か無茶する人出てこないかな・・・
さて、最後のシャンゼリゼゴールの第21ステージの分をアップして、Google Earth 用のツール・ド・フランスのルートマップは一応全部揃った。
ルートマップ作りはなかなか楽しい。でも、来年はぜひ大会サイドから配布してもらって、なおかつ GPS のリアルタイムデータのレースのトラッキングが出来るサービスを是非始めて欲しいね。
こないだ決まったばっかりのロンドンオリンピックやニューヨークシティマラソンのコースマップもアップされつつあるみたいだし、これから Google Earth / Google Map をベースにしたコンテンツ流通が、スポーツの世界を始めどんどん広がるだろうなあ。
(まだ3ステージもあるというのに)
google earthの21ステージ見ました
ルーブル前のコースが少しずれているような?(今年はトンネルを通らないコース?)細かい指摘ですまんです。
ルーブル前ですが、今見たら確かにトンネルの通らずに大回りしますね・・・
シャンゼリゼの周回コースに関しては、ドイツの人が「正確な周回コースの入りとフィニッシュに関してはこのルートパス使ってくれ」とKeyhallのTdFにアップしてたんで、それを使いました。ループで距離が微妙に合わなかったのはそのせいかな?彼に聞いてみますね。