高千穂鉄道の西延岡駅の近くにあるのだが、延岡から一駅なので、てくてく歩いていってみた。市街地から西延岡駅方面に歩いていくと、回りはほとんど農地になった。五ヶ瀬川を渡る松山橋の上でちょうど、すばらしくノスタルジックな夕日を拝めた。
「旬菜たけうち」は西延岡駅からさらに奥の山里にある、普通の住宅を改装した食事処だ。隣に同名の青果会社の設備があり、どうやら野菜農家が直接経営しているようだ。玄関を開けるとお香のかおりで出迎えられ、とても落ち着く。落ち着いた洋装の女性に奥の部屋に通された。
夜のメニューはコース料理のみ。 まずは色鮮やかな前菜五種。特にたけのことシメジのゴマソース和えのおいしいことおいしいこと。たけのこはまだ早いかもと思ったのだがホコホコだった。
次は鱒のカルパッチョ風サラダと寄せ豆腐。寄せ豆腐はいろんな野菜が細かくしてたっぷり入っていて歯ごたえもうれしく、餡がかかってとても滋味深い味わいでおいしい。魚が出てきたので、ナパの白ワインでいただいた。
揚げ物はなんとラッキョウのソースでいただく。ラッキョウの独特の酸味がとても面白いソースで揚げ物ととてもよくあって美味しい。そのなかでも特に玉ねぎが甘くて甘くてめちゃくちゃ美味い。聞いたら、「延岡の空とぶ新玉ネギ」というブランド物で、1、2月に収穫できる日本一早い新玉ネギなんだそうだ。
しっかし本当に甘くて美味かった。もう一回あれだけ食べたいくらい。
お肉は宮崎牛の鉄板焼きをしいたけ、ネギと一緒に赤ワインでいただく。さすがのどっしりしたうまい肉だ。ネギもとっても甘くて美味しい。
ご飯は菜の花寿司とあられを散らした白玉のお吸物。お肉の後にとてもさっぱりして、とてもいい組み合わせだ。海苔の香ばしさにほっと落ち着く。
デザートにはゆずのゼリーが出てきた。 ゆずがすばらしくフルーティーで身がしゃきっとひきしまる感じだ。おいしい。
全体的に野菜がとっても美味しく、土のにおいすら感じさせる、とても優しい気持ちになれるコースだった。電車が来るまで時間があったので、香り高いコーヒーをいただきながらお店の女性に話を聞きながらゆったりとした時間をすごした。お惣菜をお土産に買って、旬菜たけうちをあとにした。
外に出ると、物音一つしない農村の真っ暗な夜道に、満天の星空だった。
「旬菜たけうち」は、食事も美味しそうだし、素敵なインテリアみたいですね!
延岡に帰省したら、夫の両親とともに、こちらのお店にも是非行ってみたいと思いました(^^)。
宮崎ってのどかだし、美味しいものがいろいろあっていいとこですよね。
最近東京でも宮崎の美味しいものが食べられるお店がだんだん増えてきましたね。うちの近所(人形町)に、美味しい宮崎地鶏やチキン南蛮などが食べられる「丸久」っていうお店があって、時々食べに行っています。
ここはほんとに落ち着く店でしたね・・
家族やお友達との食事会にはとてもいいと思いますよ。
Googleローカルを見たら延岡市内にも店ができているようですが、この静かな山郷の住宅のお店はとてもゆったりとおいしい料理と時間を楽しむことができました。
東京のお店も機会があればいってみたいです。