ツール・ド・フランス第15ステージで、全然引かなかったヒンカピーにゴール前で差されたペレイロ。ランスのアシストにいつ戻るかわからない状態で逃げ集団にいたヒンカピーの事情からしても仕方ないけど、ペレイロ自身にしてみたら悔しくて悔しくてしょうがなかったに違いない。赤ゼッケンはちゃんともらってたけど。
プロトンから飛び出したときは「漢だなあ」とおもったが、あれよあれよという間に逃げた集団を超級の山でごぼう抜き。エヴァンスを追っかけてるときにパンクしたときは「あああ・・・とことんついてない人だ・・・」と思ったけど、そのあとも鬼のようような走りで追いついた。そして見事なクライマーらしからぬゴールスプリント。
総合争いが落ち着いちゃった今、こういう意地の勝負を見せてくれて、なかなか盛り上がったと思う。とりあえずがんばった人が勝ってくれて嬉しかった。
でもまだヒンカピーのことはしゃくに障るみたいだ。
Armstrong's Lead Unchanged After the Pyrenees - New York Times
He will no longer speak badly of George Hincapie, at least not all the time.
"He did deceive me, he did say he would work together with me and didn't," said Pereiro, a Spaniard who rides with the Phonak team. "He rides for a great team and he's a great champion."
Pereiro was still smarting about the 15th stage on Sunday, when he finished second after Hincapie pulled away late in the race. He complained of Hincapie that "in the last three kilometers, he said he would relay me, then didn't."
ランスは人生最後の超級だったわけだが、しっかりしたコントロールで、特に何の感傷もなく越えちゃった感じ。New York Time に載ってる写真が象徴してるように、総合上位者で仲良く越えてった感じかなあ。バッソも「何度ランスにアタックしてもダメだった」ってぼやいているようだ。
As the Tour Turns: Basso and CSC Are Spinning Wheels - New York Times
"I try to attack him many, many times," Basso added Sunday, in English, one of his alternate languages. "He pass me. Very strong."
Stage 16 Result
J SPORTS レースレポート
さて、今日はひたすら平坦な第17ステージ。マイヨベール狙いの人たち、盛り上げてくれよ。意外な人の意外な大逃げに期待。
Google Earth 用のルートマップはこちらから。今日第19ステージの分をアップして、残るは最終ステージのみとなった。
最終ステージのシャンゼリゼ大通りの凱旋門・コンコルド広場の周回コースは9周すると思うのだが、その周回コースの分だけの Google Earth 用のPATH をアップしてくれた人がいる。
ありがたいありがたい。
周回コースにはまずコンコルド広場のほうから入って行くんだな・・・
(追記)
今日の Google Earth 上で先頭集団の位置を示す赤い車は、いい感じで走っている。距離もほぼ正確な位置。
ダウンロードはこちら。
TB、ありがとうございました。
こちらからも、返させていただきました。
第15ステージの悔しさをバネに、ペレイロ、頑張ってくれました!
この勝利で、私の気分もスッキリです。
彼のレース運びには批判もあったようですが、『馬鹿なマネはしない』
選手ばかりでは、少々面白味に欠ける気がします。
確かに、もうちょっと「馬鹿なマネ」をする選手が出てきて楽しませてほしいですね・・・
今日のT-Mobileはなんで引いてるのかと思ってたら・・・でしたが、なんかあーあという感じの空振りでしたね・・・
あとITT以外で3ステージ残ってますが、失うもののない選手に「おまえいっちょやってみ!」かなんか指示出す監督がいて楽しませてくれないかな、と思ってます。
しかもAPの記事のは、第16ステージに勝った後のだし・・・「ステージに勝ったから、四六時中ヒンカピーに文句は言うことはなくなった」っていう論調で(笑)