恐ろしいコースだ。J SPORTS もちゃんとわかってて、2級の登りの手前から中継を始めるとはお見事。
総合争いは、相変わらずランス、バッソ、ウルリッヒ。で、ウルリッヒがねばってねばって、結局バッソのアタックでちぎられる。
なんかバッソのアタックは、アタックというよりランスを引いてるようにしか見えない。それくらい軽くついて行くランス。自分からアタックなんかしない、する必要のないランス。全く昨日のビデオを見てるみたいだ。
逃げてる集団は、結局、ランスのアシストのヒンカピーと地元スペインということでバスクの熱狂的応援を受けてがんばるペレイロ。ペレイロ張り切りすぎて集団引きまくり、ヒンカピーと2人になってもなおも引く。そして最後に、全然引いてなかったヒンカピーに交わされ、結局2位・・・
ヒンカピーはランスがツール初優勝のときからアシストしている苦労人。7年間がんばったで賞、ということでランスは自分のことより嬉しいんじゃないのかなあ。こういう苦労人が勝つのは嬉しいところだけど、少しゃ引けよ・・・と(ほぼ)地元でどーしても勝ちたかったセビリアは悔しがってるに違いない。赤ゼッケンぐらいくれてやれよ。
バッソはいくらがんばってもランスをちぎれず、精も根も尽き果てチクショーって顔でゴール。ランスはバッソの背中から「お前のアタックなんかにちぎられるかよ」と言わんばかりの怖い顔、というか集中した顔でゴール。
ウルリッヒは先頭集団から落ちてきたセビリアに引いてもらってる始末。最後は一回ちぎったラスムッセンにまでほとんど追いつかれてゴールしてしまい、総合でも逆転どころかほとんど差が詰められなかった。あーあ・・・
Stage 16 - Result (cyclingnews.com)
しかしバスクの客は熱いなー・・・全く人酔いしそうだった。人が多すぎて、現地観戦のこの方々は確認できず。
さて、明日はお休み。第16ステージでは超級の山が途中に一個あるけど、今日の展開と力関係を考えると、もう個人タイムトライアルの前に大きな動きがある可能性は極端に低くなったかもしれない。
という訳で、Google Earth 用のルートマップは、先に個人タイムトライアルの第20ステージをアップ。
ウルリッヒは5分58秒差つけられて、ほとんど終戦。ラスムッセンはタイムトライアルでは無理だろうし、かろうじて残っている相手は2分46秒差のバッソのみ。
ウルリッヒが表彰台に登れるかどうかだけが見所か・・・ってそんなの、つまんない・・・